ハングル検定とTOPIKの違い、ハングル検定を受ける理由

机の上にPCとノート 韓国語学習

韓国語の試験といえば、ハングル検定とTOPIKを思い浮かべる人が多いと思います。

「ハングル検定とTOPIKはどんな試験なのか」「初心者におすすめなのはどっちなのか」、どうやって選べばいいか悩みますよね。

この記事では、ハングル検定とTOPIKの比較をしたうえで、私がハングル検定を受けている理由をお話しします。

ハングル検定とTOPIK、どっちを受けようか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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ハングル検定とTOPIKの違い

ハングル検定は、日本で実施している日本語が母語の人向けの韓国語試験です。

出題は日本語で、韓国語から日本語へ翻訳する問題や日本語が母語の人が間違えやすいところが出題されます。

一方、TOPIKは世界92か国で実施される韓国語能力を図る試験です。

韓国政府が認めている韓国語能力評価のため、韓国への留学や就職を目指す人が多く受験します。

韓国語試験ハングル検定TOPIK
実施国日本世界92か国
出題言語日本語(2級から韓国語)韓国語
試験形式マークシートTOPIKⅠ マークシート
  TOPIKⅡマークシート+記述
試験時間聞き取り 30分
筆記   60分
TOPIKⅠ 聞き取り 40分
      読解  60分
TOPIKⅡ 聞き取り 60分
      筆記  50分
      読解  70分
受験料5級3,700円 4級4,200円
3級5,300円 準2級6,300円
2級7,000円 1級10,000円
併願割引あり
TOPIKⅠ5,000円
TOPIKⅡ7,000円

ハングル検定を受けたきっかけ

ノートとグリーン

韓国語の勉強を始めて少し経った頃、自分のレベルがどのくらいか知りたくなり、

韓国語の試験を調べて、ハングル検定とTOPIKの存在を知りました。

ハングル検定とTOPIK、どっちの方が自分にはいいのか検討し、初めての韓国語試験はハングル検定5級を受験しました。

初心者にはハングル検定がおすすめ

ハングル検定は、日本で実施している日本語が母国語の人向けの韓国語試験なので、問題は日本語で出題されます。

一方、TOPIKは世界共通なので問題も全て韓国語で、これが初心者にはハードルが高く感じました。

韓国語勉強したばかりで初めて試験を受けるなら、

問題が日本語でマークシート方式でチャレンジしやすいハングル検定がおすすめです。

各級ごとにテキストや過去問もあり、試験対策の勉強も取り組みやすいです。

ハングル検定準2級とTOPIKⅡ(3級~6級)の比較

ハングル検定5級に合格した後、ハングル検定4級、ハングル検定3級と順番に取得しました。

次に、ハングル検定準2級を受けるか、TOPIKⅡ(3級~6級)を受けるか悩みました。

ハングル検定3級がTOPIKの何級に当たるかは明確ではないですが、だいたいTOPIKⅡの3級あたりかなと思います。

ハングル検定準2級

ハングル検定準2級は、単語や文法、慣用句にことわざ、四字熟語が加わって出題範囲がかなり広くなります。

60分授業を240~300回受講した程度。日常的な場面で使われる韓国・朝鮮語に加え、より幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる。

  • 様々な相手や状況に応じて表現を選択し、適切にコミュニケーションを図ることができる。
  • 内容が比較的平易なものであれば、ニュースや新聞記事も含め、長い文やまとまりを持った文章を大体理解でき、また日常生活で多く接する簡単な広告などについてもその情報を把握することができる。
  • 頻繁に用いられる単語や文型については基本的にマスターしており、数多くの慣用句に加えて、比較的容易なことわざや四字熟語などについても理解し、使用することができる。

引用:ハングル能力検定協会 https://hangul.or.jp/siken-top/level/

合格基準

合格基準 70点以上/100点

(聞き取り12点以上必須/40点)

(筆記30点以上必須/60点)

試験時間は聞き取り30分筆記60分

合計90分

ハングル検定5級からハングル検定準2級の試験時間は変わりません。

TOPIKⅡ(3級~6級)

TOPIKはTOPIKⅠ(1.2級)TOPIKⅡ(3.4.5.6級)の2種類あります。

ハングル検定は1級が最上級ですが、TOPIKは6級が最上級です。

TOPIKは獲得点数で級が決まるので、試験問題は3級~6級すべて同じです。

合格基準
  • 3級 120点以上/300点
  • 4級 150点以上/300点
  • 5級 190点以上/300点
  • 6級 230点以上/300点

つまり、TOPIK4級を目指すとなると、6級を目指す人と同じ問題を解くことになります。

また、TOPIKⅡ(3級~6級)から記述式の筆記問題があります。

200~300文字程度の作文が必要で、しっかり作文の練習をしないと何も書けない…なんてことになるかもしれません。

まだまだ語彙力も足りないのに、作文対策も加わるのが私にはハードルが高く感じました。

試験時間は、聞き取り60分筆記50分読解70分

合計3時間と長くなります。(休憩時間はあり)

私がハングル検定を受ける理由

本棚にたくさんの本

まず、私が韓国語試験を受ける理由は、「自分の韓国語の実力を確認したい」「韓国語の勉強のモチベーションを保ちたい」

この2つが大きいです。

その上でハングル検定を選ぶ理由は、試験問題が自分の勉強したい内容に合っているからです。

ハングル検定は、日本でしか実施されていないので、日本語が母語の人が間違えやすいところが出題されます。

「韓国語の本を読めるようになりたい」という目標に、長文読解の問題があるハングル検定が最適ということもあります。

TOPIKも受けてみたい気持ちはあるので、しっかり計画を立てて挑戦していきたいです。

ハングル検定とTOPIKの違いまとめ

ハングル検定とTOPIK、それぞれ違った特徴があります。

何のために試験を受けるのか考え、自分に最適な試験を選ぶことが大切です。

ハングル検定とTOPIKの違い

ハングル検定

  • 日本語が母国語の人向けの韓国語試験(日本でのみ実施)
  • 試験問題は日本語なので初心者も安心

TOPIK

  • 韓国政府が認めている韓国語能力評価(世界92か国で実施)
  • 韓国への留学や就職を目指す人が多く受験。

せっかく受験するなら、韓国語試験をうまく活用して韓国語の実力を伸ばしていきましょう。